浄法寺漆共進会 (じょうぼうじうるしきょうしんかい)
2021年10月22日。
第43回浄法寺漆共進会が開催されまして。
まずもって。
浄法寺漆というのは、岩手県の浄法寺地域周辺で採取された漆のことで、国産漆の約8割を担う重要な存在。
GI登録もされています。
で。
浄法寺漆共進会とは浄法寺の漆掻き職人たちがその年に掻いた漆が一堂に会する品評会のこと。
初辺、盛辺、末辺の3部門に分かれ、それぞれ金〜銅賞までを審査員の評価の元で決定します。
そんな共進会で。
今回、盛辺部門の銀賞をいただきました。
山でたった独り漆を掻き続ける漆掻きにとって、漆は自分の生きた日々そのもの。
たくさんの静かな先輩の背中にひたすら支えられ助けられ励まされ、やっとの思いで歩めたこの3年間を実感しました。
今年で最後と思って臨んだシーズンでしたが、「来年はもっと良い漆が採れるな!」と声をかけられ、「はい!がんばります!」としか応えられなかった。笑
そうやって私の人生は続いていくのかもしれない。