吾輩の辞書

体験し、体感した言葉の編纂

大白檜曽 (おおしらびそ)

オシラビソ。

 

別名、アオモリトドマツ。

 

(学名: Abies mariesii)

 

マツ科モミ属。

 

分布: 青森県八甲田山系〜中部山岳地帯

 

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下枝は四方に伸びるが上枝はあまり伸びない。

何故かというと、ここは八幡平。

冬は雪に覆われるので下枝は雪に埋もれるが、上枝は強風にさらされるため成長が遅いらしい。

 

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ちなみにこの上枝の張り方で、冬季の風向きがわかるそう。

 

なんかみんな枯れかけてて綺麗じゃないなぁ〜なんて思ってたそこの私。

これは厳しい冬を乗り越えたオオシラビソの勲章なんだと心に刻め。

 

 

と独り言ち。

 

冬場に折れたであろうオオシラビソの年輪を発見。

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凄まじい。

どれだけ厳しい環境に耐えて耐えて、ここに根を張っていたのかを感じる。

 

 

私の顔ほどもない直径の木の年輪。

ざっと数えて50は遥かに超えている。

80か、それ以上か。

 


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やっぱり自分の足で歩くと出逢えるものがいっぱいあって、感じられる世界が増えていく。