吾輩の辞書

体験し、体感した言葉の編纂

姫鼠 (ひめねずみ)

ヒメネズミ。

 

学名: Apodemus argenteus

 

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哺乳綱齧歯目ネズミ科。

 

齧歯と書いて、げっしとよむ。

 

 

山歩きに行ったら、何かが道から逃げたのが見えて。

逃げた先をチラッと見てみたら、何やら葉っぱがもぞもぞ。

 

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逃げられるだろうな〜と思いつつ、落ちていた枝でそっと葉っぱを除けてみると。

 

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おおーい!隠れられてないよ〜。

 

かわゆい。

脅かしてごめんよ。。。


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ずっとびくびくしつつも、敵が去るまで動かないヤマドリタイプの戦法。

 

手のひらに乗るくらい小さい。

 

 

ヒメネズミはブナの実を食べるらしく、ちょうどここはブナ林なので納得。

 

 

ちなみに日本の固有種だそう。

 

全国的に分布しているそうだが、あまり地域的な差異が見られない種らしい。

 

おもしろい。

 

 

ヒメネズミや、アカネズミは、どんぐりなどの木の実を冬場の食料として土の中に埋めるんだそう。

 

しかし、その主がフクロウなどに捕食されてしまうと、その実はそのまま芽が出る。

 

こうしてネズミなどの生き物も森林の循環にとても重要な役割を果たしているという研究もあるらしい。

 

 

森は本当に学びの場だなぁと思う。

 

 

 

どうして山に登るのか。

という問いに、ある登山家は「そこに山があるから」と答えたらしいが。

 

私は。

 

そこに命があるから。

 

だと思う。

そこに生きる様々な命に出逢いたい。

 

自由気ままな山歩き、万歳。