吾輩の辞書

体験し、体感した言葉の編纂

伊勢堂岱遺跡 (いせどうたいいせき)

伊勢堂岱遺跡と書いて、いせどうたいいせきと読む。

 

 

時代、2000BCE〜1700BCE。

所在地、秋田県北秋田市脇神字伊勢堂岱。

開館時間、9:00〜17:00。

休館日、毎週月曜日(祝日の場合はその翌日)と年末年始。

遺跡の公開期間、4月下旬〜10月末日。

駐車場、資料館ともに無料。

ということで、感謝の気持ちを込めてミュージアムショップでお買い物。

 

 

 

大館能代空港の近くにあるなぁと思ったら、空港へのアクセス道路建設のための作業で見つかった遺跡なんだそう。

 

 

近くには秋田内陸縦貫鉄道の音も響く。

今年こそ乗らねば…と思いつつ。

 

 

 

そんな場所にある縄文遺跡です。

 

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まずは地図で遺跡の全景を把握。

 

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資料館で予習し、いざ参らん。

 

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緩やかな登り。

とても歩きやすくて、素敵な道。


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遊歩道。


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切り株を見ながら呑気に伐倒方向を考えているが、ここも溝状遺構という遺跡の一部だそう。

もはや完全に遺跡の跡。


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縄文の森と名付けられた木々の間を抜けると。

 

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縄文遺跡に草原あり。

時代移ろえども、山河動かじ。


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環状列石、すなわちストーンサークル

同じ場所に4つも環状列石があるのは、日本でここだけだそう。

だが、そのすごさは正直あまりわからない。

 

遺跡内に残っている環状列石の個数よりも、当時約200年間、墓地として祭祀の場として縄文人たちの心のよりどころとなっていたという事実の方が胸にくるものがある。

 

合掌。安らかに。

 

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お隣の大湯環状列石では、緑の石が好んで使われていたのに対し、伊勢堂岱の環状列石はたくさんの色の石が使われているそう。

 

焼くなどの加工を施してまで着色していた形跡が見られるそうで、カラフルな配石へのこだわりが感じられる。

 

時空間的に近いこの2つの環状列石でも、類似点と相違点がある。

 

縄文とは不思議な時代だなぁとつくづく感じながら、クルミの木陰でお弁当。

 

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おにぎり。

最近の研究で、どこをかじっても具に当たるサンドイッチ法こそ最強なのではないか説が有力となり、今回採用。

おにぎりとは具を包み込むものという固定観念からの脱却。

 

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縄文研究もおにぎり研究も尽きませぬ。